FRPM管によるトンネル挿入工法

馬蹄形FRPMパイプ・イン・トンネル工法とは、老朽化した水路(トンネル・暗渠・サイホン)の改修を目的とした馬蹄形FRPM管を用いた既製管挿入工法です。 既設コンクリート覆工の取り壊し工事を伴わず、優れた水理特性を生かすことにより設計流量を確保し、工事期問の短縮、コスト縮減が可能です。
(FRPMパイプ・イン・トンネル工法は農村工学研究所、(株)栗本鐡工所、住友大阪セメント(株)、(株)エステックの4団体における官民連携新技術研究開発組合で開発した工法です。 )

配管手順

❶馬蹄形FRPM管を搬送台車で持ち上げ、バッテリーロコにてトンネル内へ搬入する。
❷管を回転させ接合部断面を合わせる。その後レバーブロックを用いて管を接合する。
❸レベル調整、管の固定を行い、搬送台車を立抗まで戻す。

グラウト材注入方法

❶管路両端に間仕切り壁を設置し、管上部の注入口より管内面側からグラウト材を注入する。 隣接する注入口から材料リークを確認後、リークした注入口へホースを移動し引続き注入作業を行う。
❷一日の作業終了時、グラウト材の打ち終わりはリーク確認直後とし、 翌日は前日作業を終了した注入口よりグラウト材の注入を再開する。
❸到達側間仕切り壁においてグラウト材のリークを確認した下方の孔より順に閉塞し、 最上部の孔からリークした時点で充填作業が終了する。

pagetop